Home > オタク界隈 > イベント関係 > おくればせながらコミケSPのお話

おくればせながらコミケSPのお話

例大祭から戻ってきて数日、今度は水戸へコミケSPのために行ってきました。

直前までスケジュールが決まらなかったこともあって飛行機は無理でした。高くて。かわりに新幹線の早得というものを使ってみました。行き帰りの時間が決まってしまうのは少し問題ですが、博多-東京が往復で32000というのは悪くありません。

東京ではまずおだゆーさんのおうちにお邪魔します。本日はここに泊まり、明日前日設営の為に水戸へと行くのです。そもそも例大祭の時にここに泊まったときにiPhoneを忘れていたのでそれを回収しないとどうしようもないという事情もあります。

おだゆーさんが仕事から帰ってきたのが午前様。しばらく話をして寝て六時起き、というわけで四時間か五時間寝て水戸へと出発します。スーパーひたちで一時間ちょっと、水戸駅に到着しました。
水戸駅
せっかくなので歩いてみょんなタワーに向かいます。
02_tower.jpg
今回の会場は旧京急。外から見たときにはただの雑居ビルかと思いました。
01a_building.jpg
まあ裏から見たわけですが、当日も入場口はこちらになるわけですし。
海のんと合流し、設営の説明を受けてからぞうきんを持ち、館内に入ります。なんでも

電気と空調はなんとか動かしたけどエレベータは一つだけなのでこれは機材搬入に使う。つまり人間は階段で昇降すること。地下はバイオハザードの世界になっているので立ち入らない事。崩落の危険もある。動いてるGはいないはずだが死んだGはいるかも。とにかく手が触れる可能性のあるところは拭いてくれ。机と椅子は昼から搬入するが、すべて人力搬入を行う。階段万歳!

ということでした。なかなか大変そうな話ですが、今日ここに集まった人数は200人を越え300人に至ろうかという感じです。1フロアに50人とかいるので拭き掃除も瞬く間に完了、机の運び込みなども一回いけば終わりという感じでした。
01b_room.jpg

中は結構狭いです。関係者の見立てでは入場者は1万から2万の間で揺れていますが、またはちさんの予想は15000程度。でも3000も入ったらこの建物は一杯ですよ?

昼は黄門そばというところで食べました。蕎麦ってたいてい盛りが少ないじゃないですか。一人前って二口?って感じで。だからそのつもりで「大盛り」と頼んだわけですが、びびりましたね。蕎麦が山になって出てきました。いや、冗談抜きで山。太い麺で山盛りのこれをけんちん汁につけて食べるという田舎くさい蕎麦でございます。味はけっして悪くありませんでしたが量が半端ないので食べきるのにはかなりの努力を要しました。海のんも辛そうでした。

戻ると手配ミスで椅子が半分しか来ていないという話で関係者真っ青。なんとか手配できたようで、広場にたむろしていた設営参加者がぞろぞろ集まって持って上がってはい終了。人海戦術は偉大ですね。

この日の夜は以前より付き合いのあるスタッフさんと食事。最初はあんこうを食べようと言っていたのですがどこに行っても満員です。どうやらみんな考える事は同じだった模様。結局探すのも疲れたのでサイゼリアで食べました。

宿はひたちなか市勝田。明日はタクシーで行かなくてはならないので今日の帰りも試しにタクシーを使ってみます。水戸の次の駅だと言うからすぐ近くかと思いきやこのあたりの一駅って遠いのね……。2000円以上かかりました。ここでsegとも合流してなんとか23時頃には寝たのかな……。

翌日は4時起きです。始発もまだ動いていませんのでタクシーです。どうも天候が良くないということで合羽を持参していきますが、今のところ雨は降っていません。着くとすでに100人ほどはいるかな。列を作るのは日が昇ってからだろうと思うのですがどうも気合いの入った人が多いようで。やがて列を作る前に説明がある、というのでみんな芸術館の前の広場に集められました。
そしてここで事件発生。
水流が襲いかかります。雨か!と思うも水はどうやら横から吹き付けてくる模様。まさかそんな強風も吹いてないしでもとにかくかなりの勢いの水であっという間に服がずぶ濡れに!とよく観察すると、

スプリンクラーが作動してました。

芝生に水を撒くやつですね。勢いよく水を散布しています。とにかく周囲の人間もあわてて傘や合羽で防御しますがかなり厳しい。「座って下さーい!」「無理ー!」スタッフの指示も流石に聞くわけにはいきません。「水止めて!」「耐えろ!」対応策も漢らしいですね。でもとにかく水をかぶっている連中のあたりから肩たたきで列生成を行うことになりました。ラッキー……なのか?

かなり前の方に並ぶ事が出来ましたがまたはちさんはチームオーダーで自由広場でスタンプラリーの景品交換です。仲間内集めて45枚ほどありましたのでこれを一括で交換します。というわけで列を抜けて途中まで付き合うという海のん達と自由広場付近にいたわけですが、ついに雨が降り出しました。さらにかなりの強風。テントを立てる事も出来ず、みんな避難しています。
03_rain.jpg
またはちさんも降りしきる雨の中数時間黙って立っていました。海のんはサークル入場だしsegは列に戻らなくてはならないので……。

しかしなんとか10時頃には風雨も収まってきました。物販景品交換の開始時刻である10時はやや過ぎましたが、無事に開始されました。
04_shops.jpg
ただ景品交換の列形成がちょっとわかりにくく、前から30人くらいのところになってしまいました。本日のメイン目標は過去の設営マニュアル集。C54くらいからあるって言ってたっけ……最近の十数回は持っているけどその前のものはないんですよね。欲しいなあ、とみんな思っていたわけですが、やっぱこの時間にいる人間は第一目標がマニュアル集ということになりますよね。そんなわけであっさり在庫切れになってしまいました。全50セットくらいで初日頒布分がどのくらいあったのかわかりませんが、翌日遅めに並んでいた人がもらえていたのでどうやらマニュアルセットに関しては二日目が狙い目だったようです。
海のんの頼みで水府提灯の抽選に参加し、蒼樹うめ先生の梅酒を購入して会場に戻ります。

05_people.jpg
うん、入る事は不可能ですね。こんなもんに並びたくない。「こりゃすごいねえ」と言う一般人のお爺さんと会話したりしながらまったり待ちます。結局入る事が出来たのは14時で知り合いのブースに入ってふへーっとしてました。

昼は自由広場で海のんとモロモロ弁当を食べてました。そう言えば入場者数は13000くらいだったとか。とにかく混雑してましたねえ……そりゃコミケに比べれば大したことのない人数なんですが会場が狭いから。またはちさんは結局人に頼んで買ってきてもらったもんだけで自分ではなにも買いませんでした。

夜はカツを食べに行きました。あんこうという案もあったんだけどちゃんこ氏が行こう!って言うところが高級店ばかりでおごってもらうにしても高いわけで。京急の上のカツ屋でコミケSPセットみたいなのがあったのでそれに決定ですよ。ご飯もおかわり自由だったしねー。なかなかおいしゅうございました。

なんか食べてばかりいるようですが、今回のコミケのテーマは町おこし。ならば積極的に食事を街で取り、土産もいろいろと買っていくのが参加者の努めの一つです。水戸の人達にいくらかでも利益を出してもらわないとただ迷惑なだけのイベントで終わってしまいますもんね。

明日も4時起きなので酒は飲まずに帰って寝ます。なんとか22時半くらいには床につけたはず。ただ23時すぎに天の声が降ってまいりました。

翌日。我々は自由広場に集まります。
06_morning.jpg

天の声によると真の先頭はこちらで作られるということ。理由はいくつか考えられますがまあ多くは語りますまい。とにかくここで列が出来、芸術館の前で作られた列のさらにその前に連結されました。なお芸術館では二階に列を形成するのですが、列形成前に勝手にそこに列を作った連中は下ろされて正規列の最後尾に連れて行かれ、徹夜組は無視されたという噂です。なお勝手列が排除されるという方針も天の声として伝えられていました。情報は力ですね。

07_adballoon.jpg
天候は快晴。アドバルーンも上がる中、我々は列を抜けてひなたぼっこです。10:30に戻ればいいわけでそれまではのんびりしていましょう。やがてそろそろ時間かなーと言う頃にご当地ヒーローが登場しました。
08_ibarakiranger.jpg
敵のジャアクが一番カッコイイと思います。

入場は先頭グループと次のグルーブで埋めがたい壁が出来ました。チケ組が一番強いのは当然として次が最初の誘導で入る事の出来たウチらですね。信号があるので赤で切られた場合どうしても数分の遅れが出るのです。そしてその数分の遅れこそが致命的……!

またはちさんはまずQP:flapperに並びます。CUT A DASH!!の合同誌がこちらにもあるという話だからです。さらにカッタの頒布開始時刻は30分後で吸着列として機能するらしいという情報もあります。ならば最初にカッタに並ぶのは愚策。

しかしスタッフも混乱していて「アプリコット+だけは7階、それ以外は6階に列があります!」という説明を信じて奥に行くと「全部7階に列があります!」慌てて上に向かいますが、ダッシュする奴らにぶつかられます。男にぶつかるのはまだいいけど女の子も突き飛ばされてました。そこまでやるなよ……。もちろん大半の人はせいぜい早歩きなんですが、ほんの数人そういう迷惑な奴がいるんですよね。スタッフの混乱は仕方ないです。初めての会場で無線もないのに相互の連絡をどうしろと。

7階でもどこに列を作っているのかわかりにくく、QPはろくな看板もない上に手書きの看板をもった最後尾の人が動き回っているのでさらに攪乱されます。それでも前から20か30かその辺にいたはずなのに合同誌は売り切れ。どうやら部数がかなり少ないな……。それはそれとして床が揺れています。列が通るとあきらかに揺れています。倒壊しないだろうなこの建物。

続いてbolzeに。segはここでDigital Loversに向かいました。この判断は正解で、それからすぐにデジラバは売り切れ。segはなんとか買えたようです。bolzeは遅れて入ってくる人を考慮して一時頒布を停止していましたが、列が伸びるのを嫌ったのかな、スタッフに再開を要請されていました。

ここで2册購入してまたはちさんもカッタに並びます。が、列は7階にあるのではなくそこから降りて降りて降りて降りて……結局1階に降りてさらに外に出る途中に並びました。もうこの場所では買えない可能性が高い、と列整理の人が言っていますがまあ仕方ないです。そうこうするウチに列はさらに伸び、一度外に出てとぐろを巻いて中に戻ってきました。

結局カッタは売り切れ。連絡では必要冊数は手に入ったということなので良しとします。ちょっと見て回りましたがさすがに人が多いし疲れました。米沢さんのビデオを企画コーナーで見てからみんなで外に出ます。

09_ankou.jpg
自由広場であんこうの吊し切りを見てから撤収します。今日はそのまま東京に戻っておだゆーさんと合流して食事。寿司を食いに行きました。さすがに回ってる奴ですが、結構美味しかったです。

その後、おだゆーさんの家に海のんとまたはちさんが泊まって一段落。なになに二日目の入場者数は推定18000?よくそんなにあそこに入ったな。入場者数記録を更新?閉館してから更新するのか……まあ当たり前っちゃ当たり前か。大きな事故はなし、トラブルも特になし。よかったよかった。

翌日はおだゆーさんは仕事。うちらは納豆カレーを食べました。
10_nattokari.jpg
11_nattokari2.jpg
豆カレーでよく味わうと納豆の香りがする、という感じでした。決してまずくはないけど納豆!という感じもなかったですね。ちょっと辛めの普通のレトルト、やや納豆風味。

その後昼過ぎまでダラダラして新幹線で帰福します。
12_sinkansen.jpg
いやー色々あったけど楽しいコミケSPでございましたー。

※蛇足
帰りの新幹線の中で次のSPはどういう企画がよいかを話し合っていたのですが……。
水中コミケ、高所コミケ、シークレットコミケ、キャンプコミケなど色々と案が出たのですが一番良いと思ったのが「日本全国同時多発コミケ」。主要十都市くらいで同時に行うコミケSPです。チームを組んで「お前は札幌」「お前は那覇」「お前は広島」「お前は仙台」とかになって楽しそう。スタッフは死にそう。

……いや、もちろんただのネタですけど。

Comments:0

コメントはありません。
Comment Form
Remember personal info

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://diary.ryanac.com/sb.cgi/560
Listed below are links to weblogs that reference
おくればせながらコミケSPのお話 from 凉武装商隊日誌
トラックバックはありません。

Home > オタク界隈 > イベント関係 > おくればせながらコミケSPのお話

Search
Feeds

Page Top