- 2007.09.02 日曜日
- 散財マスター
職場のファイルサーバが壊れまして、まあデータそのものは二重化していたので同期の時間差ぶんは仕方ないとして大半のデータは救うことが出来ました。で、その経験からうちのデータが急に心配になりました。
うちのデスクトップマシン構成はこんな感じです。
Yuka(メイン)
Chifa(サブ)
Suchua(ファイルサーバ)
Yukaは3台のHDDを積んでいて、メインのHDDをまるまる別のHDDに同期しています。もう一つは一時作業用として使うので別にバックアップは要りません。
Chifaはゲーム機なのでクラッシュしたらインストールし直せばいいや、と想っています。クリアデータはまあやり直すときには関係ないし、昨今はセーブデータだけなら落とすことは簡単ですから。
で、Suchuaが問題です。Linux機でファイルシステムはそこそこ堅牢だと想うのですが、HDDの物理故障はどうしようもありません。そしてこれはRAIDなどは組まず、ボリュームセットで運用しているのです。
ボリュームセットがぶっ壊れると手が出ないというのは今回の職場のトラブルで痛感しました。マウントしようとするとカーネルパニックでどうしようもありません。結局すべてのデータを諦めるしかないようです。少なくともまたはちさんの技量では。
というわけで、RAID5をまた組もうと考えました。ただしファイルサーバに組み込むのではなく、RAID5を採用したHDDボックスの導入を考えたのです。
この手の機器としてはやはりBuffaloのTeraStationが有名です。グラフィックカードとネットワーク機器に関してはBuffaloは使わないことにしています(昔はダメルコとして有名でしたから)が、TeraStationは三代目になりかなりの実績を上げているようです。他社の同等品と比べても速度・安定性・使い勝手など頭一つ抜けているように思われます。
最初はPROを買おうと思ったのですが、1.6TBのもので2万ちょっと違うこと、そこまで性能は必要としていないことを鑑みて今回は通常品を購入しました。
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ビックカメラで11万ほどで買ったのですが、ポイントを考慮するとアマゾンよりもやや安いくらいです。まあ悪くはない値段でしょう。もちろんこれで私の財布は大ダメージを受けていますが、しかしデータが全部吹き飛ぶことを考えれば安い……というよりも例え借金をしてでもデータを守らなくてはならないのです。マシンは金があれば買えますが、データは二度と戻らない(かもしれない)のですから。少なくとも今まで撮りためた写真などは絶対に元に戻りません。
名前は「Matone」にしました。私がちょこちょこ書いている小説の登場人物、的音さんから取っています。
これをシステムに組み込み、複雑なデータバックアップ構造を構築しました。基本的にはSuchuaとYukaでメインのデータとWebサーバのデータを持ち合い、それとSuchuaに保管してある動画データなどとChifaのセーブデータをすべてMatoneに保管する、という流れになります。
これでどのマシンが潰れても基本的にデータは取り出せることになります。また別口でMySQLのデータ保存などのルーチンが動いていますがまあこれは保険みたいなものですね。
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