プリンセスラバー!、クリア

Ricottaの『プリンセスラバー!』をやってみました。

またはちさんとしては75点。Bクラスの良作かと思います。以下、ネタバレあり。

実は母親が財閥の娘で、駆け落ちしたために家との縁は切れていたものの、両親が事故死した事で財閥の長でもある祖父が息子として迎え入れてくれ、結果として若くして財閥の跡継ぎになることを約束……というか要求されるようになった主人公。当然いままでの庶民の学校ではなく、お坊ちゃんお嬢さんが集う名門校に通うことになりました。そこで何人もの美少女と出会い……という、まあありきたりな設定です。奇をてらっても外すことがありますのでありきたりというのは悪くありません。

キャラデザはけもこも屋のこもりけいさん。というわけでデザインには文句なし。たっぷりの乳とキリッとした美貌の少女達がたくさんいます。

システムは戯画から提供されたらしいとか海のんが言ってたような。とにかくまったく問題ないシステムでした。誤字脱字も気付かなかったし、変なバグもなかったみたいだし、完成度は高いです。

シナリオはかなりエロにふってはいるし外連味たっぷりなものの、くせのない王道パターン。ヨーロッパ小国のお姫様、王位継承権を持つ大貴族の娘、ファッションデザイナーにしてモデル、そして忠実なメイドさんというヒロインもそれぞれ魅力的です。

仲良くなるまでの過程はかなり急で、少しずつ意識し合って本人達は付き合っているつもりはないのにまわりからは「けっ、このバカップルめww」みたいにからかわれるという展開はあまりありません。なんかあっという間にエッチする仲になっちゃってる感じ。このあたりのもじもじ感とかを楽しみたいという人には向かないかも。

代わりに恋人同士になってからの展開はそれなりにドラマティックです。まあなんかの困難が降りかかり、それを乗り越えてハッピーエンド!という展開はこれまた王道ではあるのですが、けっこう楽しめました。必要以上に厳しい展開にはせず、ちゃんとみんな幸せになって良かったね、というまとめ方をしているのはまたはちさんの好みです。

ヒロイン全員がおもらし有り、さらに場合によっては妊婦エッチまであるという濃さはいかがなものかと思いますし、SEXになると主人公が急に老練なジゴロになる(ヒロインにも「人が変わる」とか言われてるw)のはどうかと思いますが、まあライトなエロコメ系ラブストーリーとしてはそちらのほうがいいのかも。

正直少しエロシーンおおすぎじゃね？とも思いましたが、案外楽しくプレイできたのでそこそこの良作という評価をしています。次回作が楽しみですね。