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機甲界ガリアン

機甲界ガリアンはプラモは作ったことがあるものの、アニメ本編はちゃんと観たことがなかったのでちょいと観ているわけです。思えば昔はアニメを観るだけでも大変でした。ビデオもそれほど普及していませんでしたし、ビデオテープも高かったし、子供が自由に使えるものでもありませんでした。というかまたはちさんの家にビデオデッキが導入されたのはいつ頃だったかしらん。ガリアンが放映されている時期にはまだなかったような……。

中世っぽいデザインのメカ、特に人馬兵が格好いいのですが、物語は王道といえば王道。簡単に言ってしまえば悪の帝国に滅ぼされた国の王子が民衆を味方に付けて国を再興するというものです。ただしその悪の帝国を率いる皇帝陛下が実に魅力的なのが特徴ですね。
禿頭の偉丈夫、マーダル陛下がこの作品の真の主人公です。銀河征服という、惑星の支配など飛び越えた大望を抱き、それを実現できるカリスマと実力を併せ持つ傑物。ジョジョは12歳にしては十分すぎるほど立派な少年ですが、陛下に比べればまだまだ小物です。

ガリアンという主役メカがあり、これが圧倒的に強すぎて「おいおいこれじゃ軍事バランスもくそもガリアン一体あればマーダル軍は全滅するじゃん」みたいな展開もあるのですが、時々軍事的な描写がしっかりしています。長距離砲撃するときに夾叉射撃したときにはちょっと驚きました。

それにしてもマーダル陛下は立派ですが、唯一あの親衛隊長を寵愛しているのが難点ですね。ハイシャルタットがあまりにも小物すぎる……。並より上の容姿と操縦能力を持ったパイロットというくらいの存在で、軍人としても人間としても小粒。というか軍人としては無能すぎます。プライドは高いもののあくまでも自己愛のレベルでとどまっていて深みもなにもないという男です。嫌みなライバルという設定なのだと思いますが、これだけ小物だとジョジョのライバルにはとうていなり得ませんなあ。マーダル陛下の腰巾着というのももったいないくらいです。

あのマーダル陛下がこんな男を重用する理由はやはり一つだけしか考えられません。お稚児様ですな、間違いなく。愛は人の眼を曇らせることがあります。陛下といえども完全ではなく、愛人にはどうしても甘くなってしまうのでしょう。これが武田信玄なら稚児にも優秀な男が揃っていたからいいのですが、陛下はどうもそのあたりに恵まれなかったようです。

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