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ストラトス・フォー鑑賞

朝から仕事に行き、夕方に戻ってきてからビールなど飲みつつ『ストラトス・フォー』を観ていました。以前にも二回は観直していますが、また観たくなったのです。

美少女ばかりが身体にぴったりしたパイロットスーツ姿で登場するという典型的な萌え作品かと思いきや、実は宇宙・メカ部分に関しては細かい作り込みがされていて、航空宇宙・軍事関係の人には評価の高い作品です。
出てくるメカもすごくマニアックですしね。主役の隕石迎撃機はTSR.2、練習機はYak-28。射撃練習に使っていたのはドラグノフ……かな?イギリスやソ連のマニア好みな機体が多くて楽しいです。

バイクスタイルの操縦法は実際にドイツ空軍で試され、通常型座席よりも高Gに耐えられたというデータもあるようです。実際には腹からGを受けた方が良いと言うことが今ではわかっており、最近はほとんど仰向けに寝そべるようなタイプの座席になっていますが、まあこの辺はレトロさと色気優先ということでしょう。それにああいうタイプの乗り方はコクピットを小さくできるので推進剤をその分たくさん積むことが出来、前面投影面積も小さくできます。するととにかく速く成層圏まで駆け上がりたいという用途の機体であれば意味がないことはありません。いやまあ最近のスタイルでもそれはできるんですが、あまり言うと野暮です。

物語もなかなかです。才能はあるけれど(言われるままにやってきてメテオスイーパーにまでなれるのですからかなり優秀でしょう)本気で取り組むべき理由が見つからない美風が、「宇宙に行きたい!」と思い、努力する成長物語と平行して、宇宙からのウイルス襲来というSFサスペンス、そして天体危機管理機構内での政治物語も展開します。このあたりの見せ方もうまいと思います。

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