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Leopardの不可解なアクセス権

急にファインダからファイル名の変更などが出来なくなってしまいました。名前を変更しようとすると「アクセス権がありません」と表示されるのです。さらにファイルを移動させようとしてもコピーになるし、実に不可思議な動作をしています。

いろいろと試したのですが、結局これはアラートの内容の通り、アクセス権の問題であると判明しました。しかしそれがかなり奇妙な話で、いつの間にかeveryoneに「カスタムアクセス権」というものが設定されているのです。
関連情報を調べたところ、『Mac OS X 10.5.1へのフィードバック』で、『Finder:アクセス権「カスタム」を削除できない』という投稿を見つけました。まさしくこの問題です。

>「サイト」フォルダの情報ウインドウの「共有とアクセス権」で「内包している項目に適用」を実行しました。

という記述もおそらくその通り。確かにそれをした覚えがあります。VMWareとフォルダ共有をしたくていろいろと試していましたから。おそらくはその時になにやらみょんなアクセス権が設定されたようです。

こちらではファイルの圧縮と解凍をしたら元に戻る、という対策や一つ一つchmodで変えていくという対策があげられています。しかし見る限りすべてのファイルにその「カスタム」というアクセス権が設定されており、とてもではありませんが変更できません。

さらにいろいろ調べていると、『Asumac ブログ始めました。』さんのエントリーに『Leopardの雑感5』というものがありまして、これがとても参考になりました。

どうやらLeopardというかMacOSXにはPOSIX標準の所有者・グループ・その他に対するrwxのアクセス権だけではなく、ACLという拡張アクセス権があるということらしいです。これで柔軟なアクセス権を設定できるようにしているとか。そりゃいいんですが、これがみょんな事をしているのが今回の問題らしいですね。

で、ターミナルからACLを無効にする方法が書いてありましたので、自分のホームフォルダに対してさっそく実行すると…

おお!

見事にファイル名の変更などが出来るようになりました。

ところがACLを無効にしていると、ファインダからアクセス権の変更が一切出来なくなります。さらにマウントしたイメージからホームフォルダにファイルがコピーできません。これはまた困ったことなので、とりあえず一度everyoneに対するカスタムアクセス権とやらがなくなったことを確認し、またACLを有効にしました。引数に関してははやぐいさんのエントリーを参考にしました。

結局ACLはONのまま。しかし今のところちゃんと以前の通りに使えています。

こうなってしまう原因はわかりません。「内包している項目に適用」も何度もしましたが、最初のうちはこんな事は起こりませんでした。ということはこれはバグじゃないですかね?それもかなり致命的な。多少UNIX系の知識がある人間ならともかく、普通の人にはこんな解決は無理ですよ。アクセス権を見てもちゃんとフルコントロールになっていてしかも自分は管理者権限を持っているにもかかわらずいきなりファイル名の変更もファイルの移動もできなくなるっていうのは…。

一刻も早い解決をしてもらいたいものです。

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